日本を未知の巨大怪獣が襲い、自衛隊がそれを撃退してから1ヶ月後。
発見されていなかった怪獣の死体がとある田舎町の海岸に流れ着いた。
その処遇を巡る政治や自治体の思惑に、海洋学者の長峰は疑問を抱くが…というお話。
もしも怪獣の死体が実際に海辺に漂着したら?というリアリティ路線の怪獣映画。
30分程の作品という事で方向性も規模も違うけれど、ちゃんとやった『大怪獣のあとしまつ』みたいな感じです。
そして原発事故や安保法制の問題の影も感じる、国民の“知る権利”がテーマの作品になっていました。
政治やお金によって歪められたり隠されたりする真実。
ただ本当の事が知りたいだけなのに、一国民にはそれを知ることされ許されないのであればそれはすでにこの国が民主主義を見失っているという事。
結論的な賛否ではなく、国民が知って考える事そのものが大切なのだと思います。