クリーム

ブロークンのクリームのレビュー・感想・評価

ブロークン(2012年製作の映画)
3.8
迷惑な3姉妹と共謀な父の行いに近所の2家族が巻き込まれ、怒濤の負の連鎖が続いて行くストーリー。ずっと引き込まれ、目が離せず面白かったです。若いキリアン·マーフィーが少し出てます。

糖尿病を患う11歳の少女スカンクは、近所のオズワルドが、向かいの家の息子リックを暴行する現場を目撃した。オズワルドの娘が、リックにレイプされたと嘘をついた事が後で判明した。以来、リックは引きこもり、父を誤って刺し、精神病院へ入れらます。スカンクは、弁護士の父アーチーと兄と子供達の面倒を見てくれるカシャと暮らしています。



ネタバレ↓



学校が始まるとスカンクは、オズワルドの末娘に虐められます。反抗すると末娘は学校の帰りに長女と待ち伏せし、スカンクに暴行を加えます。それを学校の教師でカシャの元恋人マイクに助けられます。
兄が次女とSEXしているのを目撃したスカンク。兄は、口止めし、なんとヤリマンの次女を愛してると言います。
次女の妊娠騒ぎが発覚し、相手をマイクだと偽った為、マイクはオズワルド父にタコ殴りにされ、警察に連行されますが、アーチーが助けてくれました。
父が暴行罪で逮捕されると3姉妹は、パーティを開き、そのタイミングでリックが一時帰宅。再び罵声を浴びせられ、部屋に引きこもろうとして、両親と揉め2人を刺してしまいます。オズワルド家の次女にスカンクの兄が子供の父親になると言いに行くが、相手にされません。次女はその後、出血多量で亡くなっていました。
その夜、スカンクが向かいの家にリックがいるのを見つけ、会い行きます。両親の死体に驚くスカンクにのし掛かるリック。しかし、糖尿病の彼女は、痙攣を起こし、リックは慌てて自殺しました。
翌朝、オズワルド父が帰宅するとリックの家の様子がおかしくて、訪ねます。惨殺現場でスカンクを見つけ、アーチーと救急車を呼びます。スカンクは、病院で生死を彷徨うが、父の元に帰るのでした。

数珠繋がりに続く不幸の連鎖に目が離せず、あっという間に終わりました。ラストは、主悪の根源に思われたオズワルド父がスカンクを助けると言う皮肉な結末が面白かったです。リック一家は気の毒だったけど、アレは引き金だった気がする。あの家族はリックの事で歪みは生まれてたと思う。最後にスカンクが助かって良かった!あっ、心配なのは兄だ…。あんな誰でもやってしまう女に惚れるなよ。
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