昔々、アナトリアでに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「昔々、アナトリアで」に投稿された感想・評価

Frengers

Frengersの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

英米圏でのonce upon~というタイトルによるあり得たかもしれない過去を描くというスタイルとはまた別に、冒頭の遺体探しから遅々として進まないプロットと解決しない事件。30分ほど過ぎたあたりで初め…

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一人旅

一人旅の感想・評価

4.0

第64回カンヌ国際映画祭グランプリ。
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作。

トルコの鬼才ヌリ・ビルゲ・ジェイランが2011年に手掛けたサスペンスで、遺棄された遺体の捜索に当たる人々の姿を見つめます。

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美しく静かに紡がれる157分の物語

S・クレイグ・ザラー監督のバイオレンス無し版て感じ?

バイオレンスな描写や衝撃的な出来事は何も起こらない。
これはもうその事後のお話。

でも全く飽きさせない…

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ら

らの感想・評価

3.7

ちょっと見たことがないくらいのテンポ感。尺の使い方に関しては『ブルータル・ジャスティス』に似たものを感じたけど、それ以上かもしれない。描写や会話がいちいちリアルで長い。特にオープニングから死体発見ま…

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Scratchy

Scratchyの感想・評価

3.5

りんごってあんなに転がるものなのかしら?
村長の娘をみんなが二度見する一連の流れ笑える。
検事はあそこまで告白しなくてもいいとは思ったものの、クラーク・ゲーブル似と言わせるためにわざわざ調書を取って…

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ロビン

ロビンの感想・評価

3.2

ある殺人事件の実況見分から遺体の検死解剖へ至る警察や検察、解剖医たちの行動が描かれる。
劇中説明的台詞がほとんどない。
ゆっくりと時間が流れ、他愛もない登場人物同士の会話でほとんどが占められている。…

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イランのキアロスタミ的な静かな余韻を残しながら、社会性のあるテーマを物語にまぶしていく演出スタイル。眠い日に見ると失敗する。オフビート。
トルコという国の特殊性、イスラムと欧米化の社会的な歪みみたい…

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お茶おくり

冴え渡る感性、最期の対話。
少女は唯物からの変化を促し、幻覚を見せ、タバコを渡し、ジョークを飛ばす。
完全なる美は、寛容さを伴う反逆なのだろうか。
私もまた、それを求めている。

なんだかとってもキアロスタミ。生き返ったか転生したのかと思って何度も確かめちゃった。

ご飯美味しそう、世界三大料理の一角を占めるだけあるなトルコ。本場のトルコ風呂の映像も見て、ああこういうことか、…

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み

みの感想・評価

3.2

初見は寝てしまい、でもその後各所のレビューを見て、ちゃんと観なあかんやつやとリベンジ鑑賞。

容疑者ケナンの優しさがとても切ない映画だった。

ただケナン本人は殆ど台詞がなく、劇中に明確に答えも示さ…

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