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起終点駅 ターミナルのmanonのレビュー・感想・評価

起終点駅 ターミナル(2015年製作の映画)
5.0
まじめに生きていても、社会の中にいれば色々なことがあって、どこでどう歯車が狂ってしまったのだろうと、時間を戻すこともできないし、本当に切ないものである。そんな孤独と悲しみの中でも、自分に厳しく、人を恨まず。自分が大切にしているものを忘れてはならない。それを見失うことなく、謙虚に、しっかりと生きていれば、いつか必ず報われることがある。完治の息子が立派な社会人となった。あの感謝の手紙は泣けました。ひとり暮らしでも、乱れることなく、部屋を整え、きちんと食事をつくる完治の姿は立派でした。何より、手作りのイクラはとても食べたくなりました。どんより暗くて重いストーリーでしたが、ラストで希望が見えたのは実に良かった。安心しました。
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