このレビューはネタバレを含みます
陰謀に巻き込まれる、元傭兵と医師の話。
序盤は説明不足で、訳が分からないまま話が進むのでイライラとさせられたが、中盤で真犯人が明らかにされると、そこからは一気に復讐譚へと移行する構成。
韓国映画らしく、アクションシーンのクオリティーは高くて、見応えアリ。
主演のリュ・スンリョンは、どこか高倉健を彷彿とさせるルックで、渋いカッコ良さがあった。
筒井真理子似な女性刑事役のキム・ソンリョンも印象的。
残念だったのは、脚本の詰めの甘さ。
所々で「？」と引っ掛かる場面があったので、もっとリアリティーや説得力を突き詰めて欲しかった。
また、元傭兵と医師がバディ化しきらないのも、物足りない部分。
医師のキャラクターは、もうちょっと膨らませても良かったかもしれない。
惜しい所も目に付くが、アクションシーンやリュ・スンリョンの熱演など、見所があるのも事実。
細かい部分は気にせず、アクション映画として見る分にはお薦めの作品だ。
