ぶらいとん

オサムとムサシのぶらいとんのレビュー・感想・評価

オサムとムサシ(1994年製作の映画)
4.8
手塚治虫の治虫というペンネームの由来となった虫を捕まえた自分をモデルに作ったお話。捕まえた虫とお話ししている間に、鳥になったり、魚になったり、虫になったりしていろんな世界を探検する。そして、虫として瓶の中に入れられてしまう。自分が虫を捕まえてたはずなのに、立場が逆転。わあっ!と起きたら夢だった…。起きて、瓶に入れた虫さんを、元いた草むらに解放する。そして、この体験をもとに漫画を描く。冒頭では戦時中に漫画を描くなんて不謹慎だ!と兵隊さんに怒られるのだが、最後はこの漫画を隠しておいて戦争が終わったら形にしなさいと兵隊さんの立場が変わるところがすき。ホッコリする。