メルヘンバカ

世界から猫が消えたならのメルヘンバカのレビュー・感想・評価

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)
4.0
よくできた現代の大衆小説を綺麗に映画にまとめたという感じ。
突然脳腫瘍が見つかった主人公。家に帰ると自分と同じ姿の悪魔が現れる。悪魔は「世界から何か一つ消す代わりに明日死ぬはずのお前を1日生かす」と取引を持ちかけられる。電話、映画、時計、猫。自分の人生の価値ある瞬間に欠かせなかったモノたちが消えていくことで、主人公は「死」と向き合っていく。若者が死生観を見つめるという意味ではよくあるテーマではある。『君の膵臓を食べたい』とか。定番の中に確実に心をを揺さぶりにくるものがあった。
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