このレビューはネタバレを含みます
2017.09.10日、Netflix、自宅
私が死んでも、明日はいつもと変わらない朝が来る。
ドンピシャの映画やった。
邦画はなんとなく避けてたけど、みるとおっどろきー、良かった。
軽快な音楽から重大な事実を告げる。いつの間にかその音楽は悲しみに変わって物語に入り込んでた。
人1人死んだところで、世界なんか変わりゃせん。
自分がいなくなっても、悲しむ人間などいないんちゃうか。
ちっぽけな存在で、初めからいてもいなくても良かったんや、と。
そんななかで、自分が当たり前と思っていた身近な存在を消していく。
それは当たり前のものではなく、思い出があり、物語があり、意味のあるものやったんや、と再認識し自分の人生が有意義なものであったと気づく。
たしかにちっぽけな存在やけど、
だれかに出会えて良かったと言ってもらえれば、生まれてきてくれて良かったと思ってもらえれば、それはそれはいい人生なのである。
なにかいい物語があって、それを語る相手がいる。
それだけで人生は捨てたもんじゃない。 海の上のピアニスト
ありがとうフィルマークス。これを語る相手は君だ。
あ、あと、
ラスト30分のところで自宅にゴキブリ君が現れた点を除いて、素晴らしい映画やった。