サラダチキン

世界から猫が消えたならのサラダチキンのネタバレレビュー・内容・結末

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2017.09.10日、Netflix、自宅

私が死んでも、明日はいつもと変わらない朝が来る。

ドンピシャの映画やった。



邦画はなんとなく避けてたけど、みるとおっどろきー、良かった。
軽快な音楽から重大な事実を告げる。いつの間にかその音楽は悲しみに変わって物語に入り込んでた。

人1人死んだところで、世界なんか変わりゃせん。
自分がいなくなっても、悲しむ人間などいないんちゃうか。
ちっぽけな存在で、初めからいてもいなくても良かったんや、と。

そんななかで、自分が当たり前と思っていた身近な存在を消していく。
それは当たり前のものではなく、思い出があり、物語があり、意味のあるものやったんや、と再認識し自分の人生が有意義なものであったと気づく。

たしかにちっぽけな存在やけど、
だれかに出会えて良かったと言ってもらえれば、生まれてきてくれて良かったと思ってもらえれば、それはそれはいい人生なのである。

なにかいい物語があって、それを語る相手がいる。
それだけで人生は捨てたもんじゃない。 海の上のピアニスト

ありがとうフィルマークス。これを語る相手は君だ。




あ、あと、
ラスト30分のところで自宅にゴキブリ君が現れた点を除いて、素晴らしい映画やった。
サラダチキン

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