古庄俊生

世界から猫が消えたならの古庄俊生のレビュー・感想・評価

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)
3.5
濱田岳に泣かされる映画。

まず映像が良い。
ノスタルジックな雰囲気は回想形式で進むストーリーと合っている。
場面によって、ハイキーだったりローキーだったり、アルゼンチンのシーンなんかはビビッドだったりするのだけど、上手く繋いでいるので纏まりがある。

間違い電話からの出会いっていうのは、若干わざとらしい。
でも、大切な人との出会いのきっかけは、日常のちょっとした事なのだと気付かされる映画。

とにかく濱田岳のシーンはボロ泣き。
不器用な人間の友情なんて、ずるいわ。

海の上のピアニストからの引用は、個人的には歴代ベスト3には食い込む名作だと思っているので嬉しかった。
周りであまり観ている人が少ないけど、世間的には結構観られてるのかな?
観ていない方はこちらもぜひ!
古庄俊生

古庄俊生