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おみおくりの作法のshoのレビュー・感想・評価

おみおくりの作法(2013年製作の映画)
4.5
身寄りのない人間の葬儀に携わる、民政係の主人公ジョン・メイ。日々誠心誠意で故人を送り出し22年間。しかし、予算の都合であっさりと解雇される。最後の担当となった故人に興味を持ったジョンは、故人を知る人たちにその死を告げる旅に出る。

所作1つ1つが丁寧に織り成され主人公の性格を裏付けていた。ローポジション+正面打ちは小津映画を彷彿させる構図だった。綺麗な絵作りながらも話自体はかなりシニカルで、監督の個性を感じる作品だった。原題"still life"は理に適っている。
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