もっぱらパーフェク斗

の・ようなもの のようなもののもっぱらパーフェク斗のレビュー・感想・評価

3.4
森田芳光監督「の・ようなもの」の世界から35年後を描いた作品。現実と作中のときの流れがリンクした、トレインスポッティング2的(こっちのほうが先だけど)位置づけ。森田芳光作品ゆかりのキャストでかためられていて、先年に亡くなった監督のお別れ会のような雰囲気。前作は80年代ということでフィルターがかかってしまうが、現在が舞台の今作の方が親しみやすい。森田芳光映画への愛に溢れ丁寧に作られている。実験的な部分がなくなっている分ひっかかりも少ない。前作同様染みるエンディング曲。