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忘八武士道 さ無頼のトシオ88のレビュー・感想・評価

忘八武士道 さ無頼(1974年製作の映画)
3.3
幻の伊吹吾郎主演の「忘八武士道」をようやく鑑賞😆。今作は主人公は霊界名優丹波リンが演じた浪人、明日死能(あしたしのう😆)ではなく、常に白の着流しの小洒落た浪人、その名を九死一生(きゅうしいっしょう😆)。
いきなり冒頭、護衛侍たちをバラバラに斬り捨てて、毛唐の女を攫うと刀で女の頸動脈を斬りながら「死に際の快楽は堪らんのう」とのたまいながら血まみれセックス三昧😆。
その後、気まぐれで奉行所に自ら捕まって打首寸前になるが、刺客兼用心棒として吉原忘八もんの仲間入りをする伊吹吾郎。忘八もんとは、原作者小池一夫センセーの描くお得意のサイテーの人でなしのこと。詳しくは「子連れ狼 死に風に向かう乳母車」をご覧あれ🙈。
その後、江戸吉原を巡る陰謀に巻き込まれる九死一生(しかしスゲー名前😨)。途中、吉原で働く女下賎の作り方レシピや抜け仲の処刑方法なども紹介されるけど、狂った血みどろ🩸映像のオンパレード!凄いや!小池センセー😆。
昔、小池センセー主催のゴルフコンペに畏れ多くも参加したことあるけど、あんな温和な方から何でこんな残虐ギニョールショーのイメージが映像として噴き出すのか不思議。
そして伊吹吾郎。格さん役や黄金仮面役で有名な彼の、ダイナミックな殺陣とニヒルな演技は一見の価値あり😤最後は、歌舞伎のクライマックスのような最後を迎える…「生きてもまた地獄…」と呟く伊吹パイセン、格好いいっス。「子連れ狼」ほどの血糊はないけど、なかなかの怪作で楽しめました♪😃🎬
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