あんぱん

地上の星たちのあんぱんのレビュー・感想・評価

地上の星たち(2007年製作の映画)
5.0
今年1番の作品かも

こんなに胸が痛んで心が温かくなると思わなかった

地上の星って素敵、ほんとにその通りだと思った

競争社会を生きなきゃいけない大人は仕方ないのかもしれないけど、大人やいわゆる普通の子供には見えない、かんじられない、汲み取れない感情が存在していて、その痛みは麻痺させなきゃいけない程強すぎて重過ぎて心を殺していて

先生には感謝しかない本当に
優しすぎる性格や感性や言葉や態度は自分をきっと苦しめながらも多くの人の生活や人生や人格をより豊かで、愛おしいものにしていると感じた

チューリップ校の生徒たちとそれを見つめる目、バスの赤ちゃんに愛おしそうに触れる手、失読症の著名人の名前が挙げられる教室での不安と安堵や、最後の絵画祭典で名前を呼ばれる瞬間。
他にも池や日常の傍に生(楽しみ、ときめき、好奇心、想像力、興味、ワクワク…)を見つけ、感じているシーンや、過度な同化圧力で不安を煽るシーン、絶望、孤独、、友人が名前を呼ばれて泣いている姿、、どれも印象に残った
言葉が纏まらないけど忘れたくない

思いやりは態度や言葉で伝えたり表したりするもので、口に出すものではない

好きは言葉に出して伝えたりすること、愛してる、て言うのは少し変で、愛っていうものがその状態を指すんじゃないかな、いうのと似てると思った(星野源が前言ってた)

心がじんわり温まって誰かに優しさや思いやりを持って接したいし、愛を持てる、注げる人間になりたいと思った。
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