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地上の星たちのcmkfilmaniaのレビュー・感想・評価

地上の星たち(2007年製作の映画)
3.7
知能障害を持った9歳の男の子、イシャーンの物語。障害を持っていることも知らず、彼の親は学校で落第しつづけるイシャーンを全寮制の学校に入れます。そこで出会う美術の先生によって彼の才能が発揮され少しずつ変わっていくというストーリー。この世にダメな人間は一人もいないのだときずかせてくれるような作品です。結局本当の思いやりとはなんなのか?息子の教育のために自分から引き離し、厳しくしつけることなのか?それとも「きみを愛しているよ」「きみが倒れそうになっても私が支えてあげるよ」とやさしい言葉でどんなときにでも支えてあげることなのか?この映画は本当に大切なことを思い出させてくれます。特に美術の先生であるラン・シャンカール(アミール・カン)の名言には感動ですね。彼も過去に同じような障害を持っており、だからこそ主人公に共感できたし、支えることができたのでしょう。イシャーンが心配な父親に彼はこんなことを言います:

「私たちのなかにはそれぞれ宝石があるんだ、ある人はそれが他人にとって理解しずらいものであるかもしれないけど、その人たちはユニークで他人とは違った視点で物事を見ている。彼らは反逆者のように見えるが勝利者として生きるためにいるのさ」
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