Soshi

死にたすぎるハダカのSoshiのレビュー・感想・評価

死にたすぎるハダカ(2012年製作の映画)
4.0
※注意:エッチな話ではありません。

<あらすじ>
自殺ごっこが趣味のいじめられっ子の少年「桜木ミチル」と、ある少女の物語。
少年は、小さい頃から学校ではいじめを受けていた。家でも孤立している。唯一の友達はビデオカメラで撮った自分だけ。彼には幼い頃、1人だけ人間の友人がいた。おばあちゃんだ。しかしおばあちゃんは亡くなった。そこで、おばあちゃんの棺の隣にダンボールで自分の棺を作ってみた。すると心穏やかになり、ぐっすり眠れるようになった。現在は高校生。相変わらずいじめを受けている。学校の屋上で食パンの真ん中に穴を開けて空を見えいると、男女4人に絡まれ、屋上から落とされそうになった。自殺ごっこはするけど死にたくない。そして、その4人に本屋でエロ本を盗むように強要されてしまった。そこに現れた救世主のは1人の女子高生だった。
その少女の名前は"サヤカ"。実は彼女にも友達がいない。セーラー服が似合う、ちょっと童顔の少女。そんなサヤカにミチルは惹かれていく。しかし、彼女にはある秘密があった…

<感想>
ミチルのダメダメ感がいい。サヤカも全然可愛くないとこもいい。映画の全部の雰囲気が好き。エンディングの曲のユルユル感、なんとも言えない。
冴えない男子高校生ミチルと、彼にとって天使のサヤカの恋愛の行方をずっと見ていたくなる。
自殺ごっこの、"赤の絵の具を包帯で身体に巻きつけ、それを切って血に見立てる"ってのが秀逸。リスカを常習している方への代用としてオススメできる。
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