コマミー

クリスマス黙示録のコマミーのレビュー・感想・評価

クリスマス黙示録(1996年製作の映画)
3.1
【日本人を排除しようとする世界】


[気まぐれ映画レビューNo.121]

[こんなクリスマス映画を観た2021🎄No.12]



"東映とハリウッド"が企画する「東映Vアメリカ」シリーズの一作であるクリスマス映画だ。

まだ宝塚を退団して間もない"天海祐希"さんが、"映画初主演"を果たした作品である。初主演で日米合作映画ってだけで凄い事なのだが、天海さんの"英語"もほとんど違和感が無くて全然観れるのだ。
本作の監督はと言うと……あのスティーブン・セガールの主演映画の監督でお馴染みの"キオニ・ワックスマン"なのだ。彼の作品の中では恐らくまあまあ大きい作品である事は間違いないだろう。

作風で言うと、「ブラック・レイン」と「セブン」を合わせて、"女性が主人公"と言うところを加えた感じの作品だ。パッと見た感じ天海祐希さん演じる"警視庁の刑事"が主人公のように見られるのだが、実際には物語のメインとなるのは「タンク・ガール」で知られる"ロリ・ペティ"演じる"FBI捜査官"である。彼女がほとんどと言っていいほど、"日本人殺人事件"の真相を追ってゆく物語となっていくのだ。そんなロリ・ペティの演技も割と味があって良い。
……のだが、事件解決までまぁテンポ悪い。テレビで観たから多少は観れたが、これを劇場で観たとしたら間違いなく寝る。でも家で見ても長く感じるのだから、劇場で観たとしたら相当地獄だったなと感じてしまった。

相当暇な時に、軽い気持ちで観るのなら問題あるけどありません。

私みたいに、精細な心意気で観たら負けな作品なのです。
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