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デッドプールのYASUUのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
3.5
「デッドプール」をライアン・レイノルズが演じています。「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」と違うところは、とても軽率なノリのヒーローで、言葉使いが汚いし、行動も悪ふざけがすぎる。そのため本編中は残酷なシーンが満載ではありますが、暗いトーンにならず、他のマーベルヒーロー作品よりコミカルな作品に仕上がっています。
また本編中に他の作品をパロったシーンがたくさん出てくるので、映画通にとってはニヤリすることも多いでしょう。

「デッドプール」は2009年に公開された「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」にも登場しています。
チームXに改造される前は本名のウェイド・ウィルソンとして、背中に差した二本の日本刀を自在に操り、敵を切り倒していきます。
ウェイド・ウィルソンを演じるのは「デッドプール」と同じライアン・レイノルズです。「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の7年後に主役として、同じデッドプールの役を演じることになったのです。
「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の後、彼は話題作に主役級で登場することが多くなり、その人気から「デッドプール」単独作が作られるようになったんでしょうね。

「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の設定ではデッドプールという名前ではなく、ウェポンイレヴンという名称。ウルヴァリンの能力のほか、様々なミュータントの能力を注入され、抜群の身体能力を得た彼はウルヴァリンの最大の敵となります。
同じデッドプールですが、2016年に公開された「デッドプール」とは似ても似つかぬ姿です。なぜ違うのか?
2014年に公開された「X-MAN:フューチャー&パスト」で過去の出来事を阻止することで、歴史が修正され、過去のX-MANシリーズとは別の世界が始まってしまったようです。つまり「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の世界と並行して、別の歴史が進み、デットプールの歴史も別に始まったということらしいです。
しかし、2016年の「デッドプール」がマーベルの原作に近い設定のようで、「X-MAN:フューチャー&パスト」の方が原作とは異なるデッドプールを描いたことになります。
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