喜連川風連

ピースオブケイクの喜連川風連のレビュー・感想・評価

ピースオブケイク(2015年製作の映画)
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構成美。

多部未華子の独白から始まるこの映画。
1人称映画だからこそ、恋愛場面が面白い!相手がどう思ってるのかわからないし、考えちゃいけないのに考え過ぎてしまう緊迫感。

すぐに感情移入出来たのは独白の賜物。最終盤独白が少なくなっても、彼女ならこう考えるだろうと頭で補完出来、それも面白さに彩り。

最後、草育てて愛を語るという幕切れに笑った。

よくわかんない草育ててこんなんなっちゃんたんだよ!!!って綾野剛が力説しながら大っ嫌いっていってチューする。美しい!落語で江戸っ子が啖呵切ってるようなパンチの効いた会話劇!
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