映画好きなねこ

脳内ポイズンベリーの映画好きなねこのレビュー・感想・評価

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)
2.0
友人と鑑賞。友人は面白かった〜と満足気だったが私は主人公の性格がどうも受け入れられず楽しめなかった本作。
独身アラサーのいちこは年下の早乙女に恋をしてしまう。しかし恋愛に臆病な(というか否定的過ぎる)いちこの脳内では早乙女に対してどの様な対応をすべきか脳内会議が始まる…。
この脳内会議がまぁ賑やか。早乙女かっこいい〜と本能の赴くままな人格もいれば、恋愛対象になる訳ない、恥をかく事になるんだから無駄な期待はしない事と慎重(ネガティブ)な人格、何か良さげじゃん?イイじゃんイイじゃん!とノリノリな人格…その狭間で苦悩する人格…。この人格たちの会議でいちこの言動が決まるのだが全く纏まらない時には黒い女が現れ大胆な行動を取ることも。
早乙女との出会いやデートの時の初々しい感じはとても良かったのだが、衝突した時のいちこの言動が私の中で「??」といった感じで。今の早乙女悪くなくない??みたいなね。早乙女の他にも越智という誠実そうな男性が現れいちこにアプローチしてくるのだがそれもまた…うーん。泣いてる女性にキスをしておいて「誠実な対応」って私の中では有り得ないので全く理解出来なかったし、その越智に対するいちこの言動も凄くモヤモヤしたし…。やはり恋愛ものは向いてないのかなぁと思います。同じ脳内ものならインサイドヘッドの方が楽しめたし共感できた。
でも時々クスッと笑えたし、いちこの部屋や服装はとても可愛らしくて好みでした。