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私たちのハァハァのeyeのネタバレレビュー・内容・結末

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

"私たちのハァハァ" (2015)

"アイスと雨音"の監督でもある
松居大悟監督の作品

去年"アイスと雨音"も
鑑賞したけど気分が乗れば
感想を書きたいと思います

話は戻り
この映画はクリープハイプに
対する熱烈な衝動・意識・尊敬

そして誇大妄想

彼らのライブ見るために
北九州から東京を目指す
ひと夏の青春ロードムービー

まずね、これだけはいいたい…



クリープハイプ知らんがな



途中、彼氏とカオナシを
比較するシーンがあって

どうやらカオナシとは
バンドメンバーの名前だそう

「ジブリ?」って
聞いたときは壮絶に笑った

なぜ彼女たちが彼らに入れ込む
理由を捉えるのが大変

男性がアイドルグループに
憧れる心理と似てるのかも

クリープハイプは
彼女たちの象徴で
太陽のように光続けている

生命力の源で
相当大事にしてるってことは
ひしひしと伝わってきた

ぶっちゃけノープランのチャリで
衝動的にスタートし

広島付近で野宿

ヒッチハイクの岡山を経て神戸

そして…

"ケンカが起きる"

いやはや

起承転結でいうところの

転です

とにかく構成が上手い

最初から
興味なんてなかったとか

みんなのノリに
同調してただけとか

尾崎さんにリプしたとか

まぁ〜荒れる荒れる

ただその出来事によって
彼女たちの関係性が
より強固なものになる

互いの信頼や尊重、敬意
そして揺るがない気持ちが固まる

友情・青春譚に
相応しいというのは
まさにこのこと

会場についてからは
カーテンコールが鳴るなか

まさか!

ステージ側に走り込むとは…

あきらかに類を見ない凄い演出

笑いあり
涙あり
怒りあり

ドキュメンタリーテイスト
且つリアリティを追求する

不思議な作品

それを更に推し進めたのが
"アイスと雨音"なわけだけど…

日常に戻った彼女たちは
心の成長を経てさらに
大人になっていく
成長譚でもある映画

若さと情熱があれば
どこまでも突っ走れる

若いって素晴らしいね
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