Ark

セッションのArkのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公がとてつもなく根性があって好き。文字通り血の滲む努力を必死にする主人公を容赦なく罵倒するフレッチャー。さらに努力する主人公。見ていて痛々しいけど美しい。狂気と狂気の狂演。

鬼教師フレッチャーは、生徒を簡単に酷く罵倒し暴力を振るう。そこだけは見ていて不快だった。

最後フレッチャーは何がしたくて主人公を呼んだのか分からない。「密告はお前だな」にイラッとした。心当たりがあるならいい加減改めろと。
さっきまで「目玉をえぐってやろうか」とか言ってたのに、意地で必死に演奏する主人公を見て手のひら返しのように満足気なフレッチャーに不快感。いいドラムを響かせるためなら、生徒を傷つけることも流血も関係ないと思ってるのかなって。まぁ主人公も満足そうだったからいいけども…。

ロン毛の人の音がズレてたのに、ぽっちゃりの人が追い出されたのも嫌だった。なんで分かってて悪くない人を追い出したんだろう。

主人公のように目的に向かって狂気さえ感じるほどに一直線に必死に突っ走る姿は、危なっかしいけどすごく素敵。
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