縞

セッションの縞のレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.2
音楽は楽しいなんて誰が言ったのか
理想郷へ到達するためなら、家族も友達も恋人も道具も他の才能の萌芽も自分の肉体すらないがしろにしてもいい化け物どもと、体液を垂れ流して呼吸をする楽器と
フレッチャーにビビっている段階では凡人ということなのでしょう
最後のシーンは父親含めその他全員がニーマンとフレッチャーを怯えた目で見ていました
理解できないのに、それを評価できる者がいるのか、だから彼らは人をはねつける
ブランクがあったのに必死に練習していた頃より叩けるっていうところだけが少し引っかかりましたが

欧米では黄色は幸福を意味するようですね
ドラムを叩き始める音から始まって、叩き終える音で終わる映画
カメラアングル、接写、ミニマルに、余計な情報を限りなく省いている
狂ってる、頭がおかしい、映画館で観たかった
縞