このレビューはネタバレを含みます
アンドリューが抱える葛藤や、モヤモヤがある、ということはわかるけれども、それでも主人公として共感して完全に感情移入をして見ることは難しかった。でも、アンドリューは、若き頃のフレッチャーを見てるような気分だった。フレッチャーも、若かったらあの頃のアンドリューのように反発してたんじゃないか、逆に、アンドリューが歳を取ったらフレッチャーみたいになるのではないか。最後の展開、はこっちもゾッとさせた。あの場所でのヒヤッとした感じは忘れられないだろう。でも、あれもアンドリューに火をつけるためのものだったのか、本当にアンドリューを陥れたかったのかはわからないけど。なんだか、うまくいかない感じが、映画の滑らかさじゃなくて、実話を追っているんじゃないかと感じた。
編集
初めのシーンで、ドラムのビートに合わせて街の風景が変わっていくのは、短い時間の中での情景描写を、ドラムのビートとモンタージュで合わせていてとてもかっこいいと思った。