観よう観ようと思っていながら、ずいぶんと後回しになってしまった本作。やっと…鑑賞です。
音楽学院でドラムを学ぶアンドリュー・ニーマンを演じるのは、マイルズ・テラー。『オンリー・ザ・ブレイブ』を観て以来、2回目。なかなか特徴的な顔で好みだなあ。
彼の恩師(と言っておこう)になるのが、フレッチャー教授だ。罵詈雑言は当たり前、F***も息をするように飛び出す始末。椅子は投げるわ、ビンタはするわの鬼っぷり。
今の時代からすると完全にアウトです。
フレッチャーは言う。
ずいぶん世の中甘くなった。
個人的には、学校の教師や会社の上司がヘタに叱れない世の中になってしまったのは、ちと残念。フレッチャーは流石にやり過ぎだけど。
今の世代の子って、本当は適度に叱って欲しいと思ってたりしないのかな。叱る側の、叱り方の上手い下手っていうのは確かにあって、重要だよね。
フレッチャーのJAZZバンドは、アンドリューの担当のドラムだけ、えら厳しい。常時3人の候補がいて、メインで叩くためのポジション争いがエグい。
いろいろあって音楽院を退学になったアンドリューと、いろいろあって退職したフレッチャーがバーで酒🥃を酌み交わすシーンは良かったな。
その時のチャーリー・パーカーの逸話が、ラストのアンドリューを奮い立たせたのだろうか。そして、アンドリューにとってフレッチャーは“ 恩師 ” だったのだろうか。
音楽はもちろんだけど、
撮影もスタイリッシュで格好良かった。