襟

セッションの襟のネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ジャズ・ドラマー志望の少年・アンドリューが完璧を求める天才鬼教官・フレッチャーの指導により、新たな狂気に目覚める

駆け抜けた…
現代日本の若者なんて全員死んじゃうんじゃないかという罵倒、叱咤、激昂が延々と続く胸糞指導だが、
それを経た後でないとアンドリューみたいな人間があの狂気の演奏には行き着かないってことは痛いほど理解できる

余計な会話や人間関係をできるだけ削ぎ落とし、アンドリューの心の機微に関するところだけが映されるので、観ているとこちらもどんどん引きずり込まれていって、ラストにはもうのめり込んでいる。

事故って血だらけで何本も骨折れててもステージで演奏するという執念には、最早羨ましささえ感じる

人間関係を超えて、音楽を通して、最後に二人が通じあったところはかなり爽快感があった
答えはいつもシンプルなのかもしれない
襟