このレビューはネタバレを含みます
アカデミー級のパワハラ映画!
血反吐吐くような努力をした経験のある人や、音楽に携わったことがある人はかなり感情移入しやすい気がします。それでもフレッチャーは口が悪すぎるしあまりにも暴力的だけど……笑
所謂ゾーンに入るような感覚が痛い程伝わってくる、多くのシーンをワンカットで撮っているような臨場感のある場面の見せ方がとても好きです!
恋愛や他の人間関係を一切排斥した、2人しか分かり得ない音楽になる過程が凄まじいと感じました。
1番最後、その場を支配するのが指揮者であるフレッチャーではなくアンドリューになっていく場面は、息をするのを忘れるくらい夢中になれるセッションでした。