ゲッシー

セッションのゲッシーのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ジャズ界のハートマン軍曹???
音楽に疎いので、主奏者という存在を知らなかった。ドラムってガチると血滲むんだ…。
レンタカーかっ飛ばしてるとこの「もう引き下がれない、進むしかない」感が最高。自分にも似た経験があり共感できた。

ラスト10分が最高に狂っていて気持ち良すぎた。
自分を散々ねじ伏せ続けてきた狂師を、それを上回る狂気でねじ伏せてしまったニーマン。最狂のモンスター爆誕。恐らくフレッチャーはニーマンに対する憎しみは抱いたままなんだろう。最後2人は和解した訳ではないと思う。ニーマンが第二のチャーリー・パーカーに「成った」と確信し、最大最後の機会を逃すまいとしたのが最後のフレッチャーの行動だと思う。この2人には観客や他の演奏者は見えていない、2人だけの空間が構築されている。傾いたシンバルをフレッチャーが直すシーンで鳥肌。まさか父親の慰めがトリガーになるとは…。
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