cham

セッションのchamのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
3.0
夢、執着、憧憬、羨望、劣等感、羞恥、失望、憤怒、復讐、、、
「これになりきれなかった俺」
ドロドロとした音楽への愛憎に一気に引き摺り込まれる。映画がうまい。

原題のWhiplashのままがよかった。
学生時代の当時、セッションとかいうのどかなタイトルとゲオ店員の「狂人と天才の師弟愛!」みたいなコメントを信じてDVDを手に取ったので取り返しのつかないダメージを受けた。記憶だけでいまだにきもちわるくなれる。

この映画を陽気に絶賛できる人生にフレッチャーの存在はなかったのだろうと思う。
近しい体験を持つ人にはただただ辛い時間で、全くお勧めできないです。
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