KentaroSaisho

セッションのKentaroSaishoのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

頑固でパワハラ上等の偏見まみれ(でも有能)な音楽教師と若きドラマーの物語。死ぬ気で喰らいつく若者を次第に認めていく過程が面白いのだが、若者がクソ野郎でいまいち感情移入できない。例えば似たような偏屈老害であるグラントリノ等はどちらも感情移入できるし底にある優しさ、苦悩が伝わってくるがこの作品はどちらもエゴイストなので物語の道中で割と覚めた感情になる。また、テンポや速さだけに執着しているのが何故なのいまいち分からなかった。同じ時期にネトフリのブルージャイアントの映画が公開されているが、そちらの方が音楽の力を純粋に感じる事が出来た。