セッションのじゅっこのネタバレレビュー・内容・結末

狂気の音楽ドラマを通り越してサスペンスというかホラーまでいってない？と思ったけど、ラストシーンのために積み重ねたものだったのね。「ラストに怒涛の展開がある」と知らずに観たことが正解だったのでネタバレにしておく。

事故った後あたりで「夢を諦める時」を描いた映画なんだ、って思ったらフレッチャーと再開してからの急展開ですよ…。フレッチャーの仕返し、大舞台で失敗させるってフレッチャー自身の評判にも影響しそうな方法になったのは、ある意味フレッチャーもニーマンに執着して周りが見えなくなっていたってことなのかな？周りのバンドマン可哀想、結果どうだったんだろう…という余白も含めてこの映画なんだな。

ラストの展開までも十分すごかったよね〜。ニーマンがドンドン追い込まれていく様が凄まじかった。フレッチャーの言い分と一種の洗脳のようなコミュニケーションは、割と取り上げられることは多いけどリアリティがすごかったね、監督の腕前なのかな。

アクション映画と違って、考えたり振り返る余地がある映画もまた良し。