たけちゃん

セッションのたけちゃんのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.3
無能なやつはロックをやれ!


デイミアン・チャゼル監督 2014年制作
主演マイルズ・テラー J・K・シモンズ


これは格闘技映画だな(๑•̀ •́)و✧

実は観ていなかったセッション。やっと観ました。これは凄い!ララランドは忘れよう。


冒頭からめっちゃ惹き込まれました。
実は僕、ロックバンドでドラムやってました(笑)
中1でビートルズに出会い、仲間とビートルズのコピーバンドを組みました。その後、レッドツェッペリンやディープパープルなんかをコピーしていた学生時代。思いっきりロック少年でしたね~。


でも、一方で、ドラム上手くなりたくて、スティーブ・ガッドやローチ、バディ・リッチなんかも聴いてたんです。だから、ジャズドラムもちょっと詳しい(^-^)

なので、このセッションの世界、よく分かります。ご覧の通り、ジャズドラム、凄まじく難しいんです。

映画の中で壁に貼られていましたが、「無能な奴はロックをやれ!」


……はい、私のことです(笑)

もう、あんなの無理です(T_T)
監督のデイミアン・チャベスは学生時代、ジャズドラマーを目指して、挫折して映画監督になったそうですが、自分の経験も混じっているストーリーは物凄く説得力がありますね。

血みどろで練習している凄まじさ。
でも、僕も当時、右手の指はテーピングだらけ、豆だらけでしたよ。あそこまでではないけど、みんな必死だった!うん。


一方、教授のフレッチャー。こういう指導者いますよね。気持ちは分かるし、スポーツの世界では、今もあるんじゃないかな?

コーチと選手の思いがぴったり合うと、素晴らしい結果も引き出せるのだと思う。それが一方的になると、悲劇を生む。


色んな思いが錯綜したけど、2人の思いがぴったりあったラスト。殴りあって、ボコボコになった後に親友になるような感覚かな?非常に男っぽい。

音楽映画というよりも格闘技映画を観たような感覚とカタルシス。


この作品は文句無しに好きでした\(^o^)/