ペジオ

セッションのペジオのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.3
オンライン試写会にて
人間の体の雄弁さを再認識
J・K・シモンズの鬼の様な顔面(マンガみたい)もそうだが、主人公を演じたマイルズ・テラーのドラムの技術や飛び散る汗が身体言語として台詞以上に僕らに語りかける

父と息子?宿敵?刺激し合う求道者?利用し合う冷めた関係?
言葉にし難い二人の関係性が二人で無ければ訪れなかったラストの「セッション(あるいはバトル)」に結実する
「緊張せず頑張れよ」
「殺してやる!フレッチャー!」
奴らの言葉を信用するな
言葉は理性の、あるいは人間性の象徴だが奴らはそんなもの捨てている
捨てなければ立てない場所を目指しているのだ
そこに立てた時、その瞬間だけ彼らは分かり合える
言葉はいらない
ペジオ

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