音楽学校の生徒を鬼教師がスパルタ指導するというシンプルなストリーをどう盛り上げるのだろうと興味津々でしたが、単調になりそうな題材をうまく捻っているなと思いました。
主人公の生徒も鬼教師も普通じゃなくて痛々しいので、わりと序盤のシーンから引き気味に観てました。
ビンタ連発とか流血してもドラムを激しく叩き続けたりとか、暴言はきまくりとか、何の落ち度もないGFに自分勝手な理由で別れを切り出すとか、ちょっと私には無理でした。
主役の生徒も鬼教師にも共感することが出来ず、全く好きになれないキャラクターでしたが、行き過ぎてるくらいに音楽に歪んだ執着を持つ２人を描くことがこの映画の狙いなのでしょう。２人が分別のあるいい人だったら映画の面白さ半減だと思いますし。
映画のラストはどうなるかとはらはらしましたが、迫力あって良かったです。劇中に使用されるジャズ曲が良かったのでサントラを購入しました。
