【すばらしい作品でした。好きなこと(ジャズ・ドラム)を一生けんめいにやる事自体が、誤解や憎しみを超えてわかりあえ、自分を納得する結果になった最後のシーンが感動的だった。ーペンネーム:記載なし】
何の予備知識もなく、ジャケ写だけを見て「オシャレなジャズ・ムービーかな?」と軽く見始めたら、見事に裏切られました。
伝説の教師に目をかけられたドラム青年のサクセス・グラフィティ、かと思いきや、そんな爽やかな青春映画じゃなかった!
演奏シーン以外はほとんどガチンコ・ジャズ・ファイトです。
セッションというより、ファイティングです。
××××が宙を飛んだりする練習風景や、××××に遭った直後に舞台に駆けつける主人公の姿に、画面の前でドン引きしつつ(失礼!)、最高の音楽をひたすら求めるマッドな情熱に、ものすごく惹き込まれました。
“お前を絶望の淵に叩き落として伝説にしてやる!”
そんなJ・k・シモンズ演じる鬼教師の期待に、
主人公アンドリューが答えを叩き返したラスト10分間、圧巻です。