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アイアン・ソルジャーのtransfilmのレビュー・感想・評価

アイアン・ソルジャー(2014年製作の映画)
3.5
レディ・ソルジャーの次は、アイアン・ソルジャーだ!
ミシェルモナハンが、兵士としての使命感と母親としての愛情の間で揺れる女性を熱演しています。
ボーダーラインのエミリー・ブラントといい、レディソルジャーのクリステン・スチュワートといい、このところ立て続けにイケメン女性が主人公の映画を観れてうれしい。

思うんだけど、"男性だからこうだ、女性だからこうだ。"という価値観の世の中は終わりつつあるように思う。これからは、男性も女性もみんな同じ一人の人間としてみる世界になっていくんじゃないかな(半分はエミリーのインタビューの受け売り)。ハリウッドは映画の中でそれを実践してる。
日本映画にもそういう映画はあるかもしれないけど。でも、イメージ的にはやっぱり"女はかよわいほうがいい。若いほうがいい"みたいな映画のほうが多い気がするかな。
だから、日本映画にもこういう映画がどんどんでてくれればうれしいし、日本の文化もそういう方向に進んでくれればうれしい。

映画は、共感できるところが60%、相反するところが40%という感じだった。
個人的には、女性が子育てとともに仕事をしようとするのはまったく間違ってないことだと思うし、この映画のミシェルモナハンを否定はできなかった。
だけど、ラストはやっぱり自分とは相反する選択だなと思った。男性視点としてではなく、自分がミシェルモナハンの立場だったらこういう選択ができない。と思った。

価値観の合うところ、合わないところ両方が入り混じってる感じで、なかなか難しい映画だった。
だけど、エンドクレジットで流れた曲が自分の心の中のビルボードチャート一位を獲得したので、☆みっつはんです!
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