kuu

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンスのkuuのレビュー・感想・評価

3.8
『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』
原題 The Hunger Games: Mockingjay - Part 1
映倫区分 G
製作年 2014年。上映時間 122分。
ジェニファー・ローレンス主演でスーザン・コリンズによるベストセラー小説を映画化した『ハンガー・ゲーム』シリーズの3作目で、完結編『ハンガー・ゲーム FINAL』2部作の前編。
前作に続きフランシス・ローレンスがメガホンをとった。
余談ながら、ピータ役のジョシュ・ハッチャーソンは、作中、マジに拷問を受けたようガリガリに見える。
俳優として彼が極端なダイエットをしたりして役に励んだんかと思ってたが、実際は、CGIを使って彼の顔をスリムにし、虐待され殴られたように見せたそうだ。
すっかり騙された笑。

記念大会として特別に開催された第75回『ハンガー・ゲーム』の闘技場から危機一髪で救出されたカットニスは、滅亡したとされていた第13地区の地下にある、反乱軍の秘密基地に収容される。そこでコイン首相率いる反乱軍は、スノー大統領が絶対的な権力を握る独裁国家パネム打倒に向けた準備を進めていた。
カットニスも革命のシンボルとして反乱軍とともに戦うことを決意するが、スノー大統領はピータを人質にし、反乱の芽を摘み取ろうとする。
反乱軍はピータ救出作戦を決行するが……。

余談からはじめます。
ジェニファー・ローレンスは3万ドル()のウィッグをつけた。 カットニスがブルネットであるのに対し、ジェニファー・ローレンスはブロンド。 そのキャラを演じるために、ジェニファー・ローレンスは髪をカラーリングする代わりにかつらをかぶることにしたそうな。
彼女が選んだそのウィッグは3万ドル相当だったと云われている。
彼女が映画の中で身に着けていた象徴的なフレンチ三つ編みも、かつらの一部だったそうな。
再視聴ながら不覚にもウィッグとは気がつかなんだ。
扠、本題に入りますが、ベストセラーとなったスザンヌ・コリンズのヤングアダルト3部作を原作とする大ヒット映画シリーズの第3弾。
この章は、最終巻(タイトルは『マネシカケスの少女』2010年)の前半をベースにしており、カットニス・エヴァディーン(再びジェニファー・ローレンスが演じる)が、冷酷なキャピトルとの戦いで、反乱軍のシンボルとならなければならないことを扱っている。
個人的には隅から隅まで気に入ったし、多くの点で前2作より改善されていると思う。
カットニス(ローレンス)は精神に異常をきたし、他の反乱者たちとの第13地区での生活に適応するのにひどく苦労している。
彼女はまた、ピータ(ハッチャーソン)がキャピトルに連れ去られたという事実を乗り越えることができず、彼を取り戻すためならほとんど何でもする。
プルターク(ホフマン)は反乱軍のリーダー、コイン大統領(ムーア)にカットニスを紹介し、彼らはプロパガンダを追加し、反乱を扇動するために、彼らの運動のシンボルであることを彼女に依頼する。
彼女はしぶしぶ、彼らがピータとキャピトルで他の捕虜を救出するという条件の下で同意する。 映画の残りの部分は、カットニスが革命の顔である『マネシカケスの少女』という新しい役割に適応しようと奮闘する姿を描いている。
最終巻が2本の映画に分割されたことで、この作品には他の作品ほど映画鑑賞に値するほどのアクションがないという批判もある。
個人的には同意できない。
その分、この章はずっと良くなっていると思う。 キャラが成長し、信じられる人間ドラマがある。
まぁ、個人的にシリーズを観てきて感情移入してるスパイスもあるんやろけど。
ローレンスはこのシリーズで最高の演技を見せており、彼女のキャリアの中でも間違いなくベストのひとつやと思います。
彼女はまた、ホフマンやムーアといった複数のベテラン俳優の助けも借りている。
ピータは、他の映画ほどスクリーンでの出番は多くないが、常にプロットの重要な部分を担ってて、ゲイル(ヘムズワース)は今回、より多くのシーンに登場するが、相変わらず未発達だ(しかし、1回だけ力強い台詞の場面がある。)
カットニスがピータを愛しているのは明らかだが、ピータのキャラがどのような結末を迎えることになるのかは、まだ宙に浮いたまま。
また、小生は、過去2作よりも本作の方がずっと壮大に感じられ、まるで古典的なSF3部作の完結編の前半のように感じられるのも楽しかった。 演出、撮影、音楽も息をのむほど巧みで、ジェニファー・ローレンスの歌も聴ける。
アクションだけを楽しみにしているファンはきっとがっかりする方もおいででしょうが、そうでない人は大満足できるんじゃないかな。
個人的には大満足でした。

全国的に荒れた天気ですので皆さんお気をつけあれー☃️
kuu

kuu