複数の心霊映像がひとつに収束していくという残穢/XXXのようなプロットはあるもの、大枠はコワすぎフォロワーでしかなかった1,2を飛び越えて結節した怪作
1,2では、ほんとにあった呪いのビデオなどに則り、動画ごとのタイトルが出た上で、まとめのような形で取材パートが追いかけて来るが、3からは動画タイトルがそのまま、ほぼ章タイトルのような扱いに変わっている
そのおかげで取材パートの区別もクソもなく、シームレスさはワンカットPOVのよう
コワすぎのように前作のDVDを登場させることにより、主人公2人は我々と同じ視聴者からスタートするわけだが、そこから両角ちゃんへの気遣いに繋げることで、作品全体とキャラへの移入感を強めて深掘りさせている作りは流石
中盤のギャグでしかない裸芸も、ラストあたりの「ありがとう」にハマり、泣く
ほぼキチガイが全力疾走するだけの映像なのだが、その感のセリフも面白いのが偉い
もっと早く観ておくべきだった……