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ペイル・コクーンのssiのレビュー・感想・評価

ペイル・コクーン(2005年製作の映画)
3.8
2024年 33本目

吉浦康裕監督最後の自主制作アニメーションであり、初の商業作品。

地球は自然環境の破壊により人間の居住できない世界。そのため、人間は地下に居住の場を求め、地下に大がかりな維持装置を作り、その影響下でのみ暮らしている。かつての地球の記録を発掘し、復元して分析を行う「記録発掘局」に勤務し、記録の復元の仕事をするウラは音声のついたある動画の記録を復元するといったもの。

人類の滅亡も時間の問題という絶望感が隣り合わせにあり、記録を復元することの意義、これからの人類の行末を問う。

脚本、アニメーション、背景美術、音楽、もうセンスの塊しか感じさせない。吉浦監督の作品は妙にリアルで妙にホラー的なものも感じさせる。
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