「若くみられるより、魅力的に見えたいの」
ストリートがランウェイ
お金がなくても 爪を磨き 美しい靴を履く
自転車に乗るのは
まとった服を 見せびらかしたいから
流行になど ときめかない
毎日が 一瞬一瞬が
私の人生
☆☆★
ホントにこの人ら
私より年下でしょ?と思ってしまうほど
生きてる。いまをね。
・・・彼女らのホームグラウンドが
自己主張なんかあったりまえ!なNYだってのを抜きにしても
この、際立つものは何なんだろう?
と思いながら眺めていて
…エレガントさ だね。
「私は私 どうにもならないでしょ?」
その上に立つ エレガントさだ。
こればっかりは 生まれ持つものよりも
人生で学んでいくものが
大きいと思う。
誰に会い 何を学んで
「どうにもならない」私をベースに
積み重ねていくもの
そうして積み重ねてきたものだから
美しく 時にキュート♪
ただのド派手なおばちゃんに
成り下がらないポイントね。
彼女たちの言葉を 借りるなら
「お互いに違うって
素敵ね。」
★★☆
DVDには特典映像が。
これが秀逸♪
本編に登場した
“老いを謳歌するファッショニスタ達”が
古着屋へ
マクドナルドへ
買い付けへと
それぞれに街を闊歩する姿が収められている
その中の
「デボラのTシャツチャレンジ」
が素晴らしくわかりやすい!
色を着ることをこよなく愛する彼女が
アクセサリーも時計も、バッグもなし
白い半袖Tシャツと
フルレングスのブルージーンズに
ペッタペタのサンダルで
街を歩くという実験
本編での彼女、また前章で
嬉々として古着店内を歩く彼女とは大違いな
のっぺりとした、いかにも窮屈そうなそのお姿!
実際、彼女も
『暑いし窮屈』と漏らし
『おしゃれの仕方を知らないティーンになった気分』
とバッサリ。
今、若い頃から大好きで着てきたTシャツやジーンズが
「似合わなくなった」と感じている30代後半以上の女性には
この映像に1つの答えがありますよ^_^