幻想怪奇映画はかくあるべきという耽美な作品。
女性吸血鬼が、男性に対してエロティシズムな快楽を提供する代わりに男性の生き血をいただくという様式であり、女性吸血鬼の衣服の下に謎が隠されているかのよう…
サントラのアナログ盤を買った翌々週に上映が発表されたので、これは運命と思って映画館へ。
大した話でもないのだけれど妙に格式高い撮影で、至って真面目に作ったジャン・ローランって感じで意外と面白い。
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エリザベート伯爵夫人の美しさと不気味さが同居している感じとか、女の賢さと男の愚かさの対比、画面の色の毒々しさ、等、全てがバランスよく混ざって奇妙で魅惑的な映画を作り出していた。まさに闇の乙女という感…
>>続きを読む吸血鬼とその使いの所有関係と夫婦間の所有関係を並べて語る、妻と夫の不均衡な力関係をこういう形で明らかにしていくの面白い。
銀のスパンコールのドレス着てるデルフィーヌ・セイリグ、漫画みたいなフラッシュ…
期待値をぐんと超えてくるほど面白く驚いた。新婚夫婦が官能的な謎の夫人と出会ってしまったことから始まる耽美なスリラー映画で底なしの誘惑と行動心理が読めない不可解さが絡み合う。それにしてもデルフィーヌセ…
>>続きを読むケイズシネマの奇想天外映画祭2021にて。
何だこれは…まさに奇想天外の冠に相応しい、エロティックで摩訶不思議な映画。エンディングこそなるほど、となりますが全体的に話の整合感はなくて、キャラクター…
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