ギャスパー・ウリエルとレア・セドゥ、そしてサンローランのファッション目当てに。
映像はとても美しくまさに眼福。
ストーリーは終始サンローランの心の中を這い回る不安定な幻影に惑わされっぱなし。ある程度サンローランについての前知識や人間関係が頭に入っていないと似たような場面の繰り返しで少し冗長に感じる３時間かも。
華やかで人の記憶に残る表舞台と刹那的で退廃的な素顔。あんなにデザイナーとしてもパートナーからも愛され敬われていたのに孤独からは逃れられなかったのかな。
余談ですが、現在東京で開催中のディオール展にてディオール時代のサンローランのオートクチュールドレスもたくさん展示されてました。ドレスを見ながらギャスパー演じるイヴの姿がふわりと浮かび上がってきました。サンローラン展も今年国立新美術館で開かれるとか。楽しみです。
