アズマロルヴァケル

神様なんかくそくらえのアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)
2.7
いろんな意味で虚しい映画。

恋愛映画なのだが、彼氏のイリヤと主人公のハーリーとのシーンがさほど少なく、ハーリーを支えるまともなドラッグ売人のマイクというお兄さんがイリヤよりも多く登場していてなんだかイリヤの出番が少ない気がしてなりませんでした。

それでいて、ホームレスの生活が生々しく描かれていて深夜までマクドナルド等に店内に居座っていたり万引きでゲットした栄養ドリンクを別の購買の店先に販売してお金をゲットするところはリアルだなあと感じさせられました。

ただ、肝心のストーリーがどうも描写・説明不足で物足りないし、もうちょっと100分以上にしたら見応えがあったはず。

単にイリヤが死んでからハーリーがマイクと再び深夜の31アイスクリーム(バスキンロビンス)で会うシーンなんか淡々過ぎてあ然。もっと頑張ったら個人的に傑作だったのに残念な映画だとしか捉えようがないです。

ちなみに東京映画祭でグランプリを獲った作品ですが、どういう理由でこういう賞を獲ったのか理解出来ません。