たけちゃんまん

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのたけちゃんまんのレビュー・感想・評価

3.0
 この13年でどれだけ映画技術が発展したのかを体感できる作品だった。息を呑むような美しい一枚絵が断続的に連なって紡がれる物語。
 しかしその圧倒的クオリティだけでは飽き足らず、『ターミネーター2』を思わせるようなハラハラするアクションまでも盛り込む。『タイタニック』で培ったノウハウ?も存分に発揮されており、キャメロン監督の最終形態を目撃できたのかもしれない。
 3時間飽きることは全くないが、良くも悪くもストーリーはその3時間で消化するような内容。映画は「観るもの」ではなく「劇場で体験するもの」へ変化しつつあるのかもしれない。
 世界に衝撃を与えるような技術を、娯楽に還元できる時代に生きられることへの僥倖さを噛み締められるような大作でした。