konjac

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのkonjacのレビュー・感想・評価

3.6
IMAX with laser 3Dで鑑賞
4K3DかつHFR(フレームレート48fpsでの上映)であるため、映像美はものすごく、体感的に人生で一番綺麗な映画であったといえる。

ハイフレームレートの恩恵は非常に大きく、びっくりするほど映像がなめらか。これはすごい体験!!

ただ、脚本が全く想像を超えてこないというか、たいへん古臭い。

アバターにストーリーを求めている人はいないと思うがそれにしても陳腐。全体を通してみると、アバター1と展開が全く同じでパンドラの世界の秘密が明らかになった訳でもなく物語に進展が無かった。

また、前作に引き続き悪役に全く魅力を感じることができない。
今の時代に主人公に執着し足を引っ張る系の昔ながらの悪役が登場すると、見ていてイライラするんですよね。


以下小ネタバレ


前作の悪役である軍曹がアバターに転生し、また主人公たちを付け狙うことになりますが、とにかくコイツに関する尺が長すぎる。俺たちはパンドラの美しい世界が見たいんだよ!!こんな悪役の成長なんて見たくないよ!!last of us 2 でアビーを操作している時と全く同じ感覚。アバター3でもこの軍曹出てくんのかよ!もうイヤー―――!!!

あと、コイツの息子(MGS5のリキッド)もよう分からん。3,4での展開のために用意されている役だとは思いますが、少なくとも本作では存在意義をあまり感じられない。


と、まあ愚痴ばかりになってしまいましたが、映画体験としては大変すばらしいので、お近くにIMAX with laserがある映画館がありましたら鑑賞必須レベルだと思います。

ハイフレームレートでの上映がこの映画の魅力の中核を成しているため、絶対にHFR対応のシアターで観ること。
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