サマータイムブルース

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

4.3
MX4D/3D字幕で鑑賞

とても面白かったです、感動しました
長尺が気になっていたけど、、夢中で見ていたので、それほど長くは感じませんでした
コレはやはり、劇場で見てなんぼ、というのはありますね
映像も3Dも確実に進化していました

基本的にストーリーはほぼ1の焼き直しで、変わりばえありませんでした
舞台がジャングルから海に変わった程度です

内容は1も2も本筋は戦争映画です
今回は家族にフォーカスされており、より、パーソナルな戦いとなっていました
家族を守るために戦う愛の物語

14歳のキリちゃんがミステリアスで可愛い
演じるのは73歳のシガニー・ウィーバーさん
マジ!?そこまでして彼女にこだわるのか
「エイリアン2」からの付き合いだから、監督と強い信頼関係があるのかもしれません
もう、配役は、何でもありだな

結局キリの父親は誰なのか、彼女の特殊能力はどこから来たのかは明かされぬまま終わってしまいました
終盤に語られるのかと思っていたので、肩透かしを喰らった感じします
そこは次回以降に期待です

動物好きなので、母親のトゥルクンのくだりは泣いてしまいました
てか、途中からずっとウルウルしてたんだけど
銛を打って、浮きで海上に浮かせる辺りは「ジョーズ」を思い出しました
もしかして、捕鯨反対のメッセージも含まれてたりして
日本人としては微妙なところです

人間がトゥルクンを狩る理由が、象を狩って象牙をとるように、トゥルクンの脳から抗老化物質アムリタという長寿の液体を採取するため
この辺りは人間の醜悪さを表現するため、むりやりとってつけた感を感じてしまいました

ロアクとパヤカンの触れ合いは感動しました
見ていて、コレは絶対にクライマックスでパヤカンが助けに来てくれるやつだと思ってました
果たして・・・

クオリッチ大佐(スティーヴン・ラングさん)もまさかのアバターとなって復活します
ヴィランがモンスターでなく、人間ベースというのは良き
そして、ここにも、もう一つの家族の物語がありました
前作と違って、人間臭さを出してました
もしや次作でも彼が悪役なのか

彼にとってはパンドラの資源や移住計画などはもはやどうでも良く、ジェイク・サリー(サム・ワーシントンさん)を殺すことだけが最終目標になってるように思える
その執念には鬼気迫るものを感じました

本作の成功を受けて、次作の3の撮影もスタートしてるとのこと
すでに5話までの制作が発表されているそうです
まさに、ジェームス・キャメロン監督のライフワークとなりつつあり、きっと死ぬまで続けるのでしょう
後継者まで考えてるみたい

とりあえず、3はどうなるのか、主役はジェイク・サリーのままなのか、息子が成長してロアクが主役になるのか、はたまたキリなのか
興味は尽きない