ニャンタ

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのニャンタのレビュー・感想・評価

5.0
再び地球側が侵略を開始…主人公は家族を守る為に森を離れて、海の村にかくまって貰い、戦禍を逃れる🌊🏝️
 水中での呼吸法や、海洋生物と手話するスキルを修行する場面が楽しく、終盤のバトルはもう良いから、画面のどこを見ても溜息が漏れる美しさと、生活様式(狩り•生態系•住居)をもっと知りたい、と思えます🪸🐠🐋🛖🤩

◽️🖋️物語 : 家族愛
 子供達の方が早く、海中での呼吸法を習得でき、新たな能力に目覚めていく適応力を発揮するのも、我々の世界でも”外国に移住する家族”に起こりうる日常ですし、『親が子供からスキルを教わる事で、ピンチを脱出する場面』に、家族の絆を感じて素敵でした🥲🫧

 複数回登場する台詞『I see you』は、字幕では「あなたが見える」、「あなたを理解している」とも訳せます📚次男ロアクとクジラが心を交わして、繋がりを感じた時にも出てきた言葉です📝(非の打ち所がない映像美の中で、クジラ視点のPOV映像だけは「これは…必要??」って突っ込みしたくなり、笑ちゃいました🤣)
 『I see you』が主人公ジェイク(父, Sam Worthington)にバトン•リレーされた時、息子のロアクを見直す場面が素敵でした🫂🍀

◽️🖋️CG映像 : 水表現
 家族の養子スパイダーは人間であり、先住民ナヴィ族と並んで一緒に映る映像では、現実とCGの境目が分からない程の没入感を、経験しました🎥🎞️
 一人だけずっと半裸姿のスパイダーは、人間とナヴィ族の架け橋には余りなれず、イマイチ活躍できない印象だったのですが、青色肌種族との対比、”滑らかな顔の表情•肌の質感”のCG技術に効果的な演出になっていて、驚かされました🧞‍♂️🧍🏼‍♀️🧞‍♂️

 『次男ロアクが、クジラのひれに乗って遊泳する途中に、水面に手をかざす場面』では、クジラが旋回して、海上と海底が反転していた事に後から気付かせる演出になっていて、キラキラと輝きながら揺らめく水面•光の上を飛んでいる様子に見える映像が美しくて、数々の水表現の中でも、お気に入りです🤩🌅✨🐋

◽️🖋️アクション演出 : 海中移動
 ナヴィ族がトビウオに乗り、”海中と空中の激しい往復”を繰り返す戦闘場面に、迫力ありました🛫🔃🛬
 振動源に気付き一瞬で姿を消す、魚の泳ぐスピードを日常生活でも見かけますが、あのスピードを映像表現していて、海中に潜るトビウオが、高速移動•旋回できる身体能力に改めて驚き、敵は砲撃の狙い(照準)を定める事ができませんでした🐟💨💨💨
 前作の空を飛び回る翼竜バトルと違って、開かれた明るい海が舞台で、ダイナミックな垂直運動、水平運動、螺旋状に回転する運動で、”海洋生物の身体能力”を知る事ができて、侵略してきた地球側の船への意外な反撃方法もあって、最高のアクション演出を目撃できて、楽しめました⛴️💥🐋💨

◽️🖋️総括
 物語の展開は、形を変えた”前作の焼き直し”という見方もできますが、海中に広がる多様な植物や生物を初登場させた事で、惑星パンドラの大自然と生態系をより立体的に描き、世界観をスケールアップできた為、ワクワクしました🪐🤓✨
 主人公家族の子供達には、それぞれ細かい性格と能力が設定されていて、今後のシリーズ展開(舞台がパンドラの砂漠•山•極圏)では、血統や開花する能力に関する秘密が紐解かれる、と予測しています⛰️🔭楽しみです😆
ニャンタ

ニャンタ