いのしん

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのいのしんのレビュー・感想・評価

3.2
3D映画を劇場で久々に観た。IMAXだし迫力あって映像も綺麗で良かった。作品自体の感想としては、中盤は映像を綺麗に見せているだけで、ひたすら長い。スカイ・ピープルとナヴィの決戦は序盤に少しと後半30〜40分くらい?で、その他のシーンではストーリーが全然進まない。話の内容はイマイチだが、綺麗な映像と迫力ある戦闘シーンは見応えがある。借りた命はいずれエイワにかえる、というような言っている内容は前作と同様。
前作の方が良かったかな。貴重な鉱物を手に入れたい人類と、自らの星を守るナヴィと、クオリッチ大佐(スティーヴン・ラング)のやり方に納得いかないジェイク(サム・ワーシントン)という立ち位置がはっきりしていて、ジェイクの人間からナヴィへ気持ちが変化する様子が丁寧に描かれていたし、最後ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)が大佐を弓で射て人類は負けるという終わらせ方も綺麗だった。今作は大佐の仇を討つというためだけに、大佐の記憶を持ったアバターがジェイクを追い詰めることにしかフォーカスしておらず、もちろんそれに付随したエピソードも描かれているのだが、正直削っても良い内容。ジェイクの子供達が移住先の海に住む部族達の子供と喧嘩したり、泳ぎを教わったりするのだが、単なるおまけに過ぎず、ストーリーの進行にほぼ関係ない。
逃げてばかりだったがもう逃げない、戦う、と最後に締め括られる。次回作に続きそうな終わらせ方。