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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのjellyfishのレビュー・感想・評価

5.0
1番好きな映画がアバターで、公開される何ヶ月も前からとにかく楽しみにしていた。これと進撃のfinalを観るために生きてたと言ってもいい。

9回は観た。今回は海がテーマで、ストーリーも素晴らしかったけど、本当にCGなのかってくらいリアルで美しすぎる映像にすっかり魅了された。神秘的な描写がとても多く、悲しいシーンでなくても涙が出た。お金はそれなりにかかったけど、普通のスクリーンではなくDolbyとIMAX両方で観られたことも本当に良かった。

サリー家の愛と絆、勇気と団結、新しい生活、指の数が示す血統、トゥルクン狩り(捕鯨反対)、アイデンティティ問題、戦争、自然との共生、命の美しさ …
環境問題や社会問題も取り入れているようで見どころが満載。
ナヴィの間でも差別やイジメがあるのは少し意外で残念だなと思った。
ネテヤムが死んだのはかなりショック。
人間であるスパイダーを良く思わないネイティリの気持ちも凄く分かるけど、「息子には息子を」と言ってスパイダーを人質にとって殺しかけるシーンや、サリー一家がスパイダーを置き去りにしてどこかに行ってしまうシーン、一家から離れたところでひとりで海から上がるシーン、拠り所がなく孤独を抱えるスパイダーがずっと不憫。いろいろ葛藤しながらも最後にはサリーの家族を選んだ彼と一家(特にネイティリ)とのこれからが凄く気になる。スパイダーにとって何が本当に良いのか。

なぜクオリッチ大佐に子供がいるのか腑に落ちなかったし、キリの父親も分からないまま。
次回作で明かされていくのだろうけど、色々予想外の展開だった。あのクオリッチがナヴィになって登場してくるとは。全然そっちの方が似合ってる👍🏻

The Weekndが歌うテーマソング『Nothing Is Lost』も凄くマッチしていて最高。ネイティリが唄う『The Songcord』もいい。

"海の道に始まりも終わりもなく、海は与えて奪い、生と死、光と闇を持つ"
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