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96時間 レクイエムのhilockのレビュー・感想・評価

96時間 レクイエム(2015年製作の映画)
2.5
強いおっさんブライアン・ミルズが暴れるシリーズ第三弾。端的に言えば、前二作の破天荒さが消え去り他の映画と同様、強いアクションヒーロー映画になってしまったのが残念である。その理由は、ストーリーがブライアンの生活圏内で起こるため奇抜さが抜けてしまったからである。コンセプトを変え、本国ではどんな生活をしているか?という設定で脚本が進んだのだろうが、それが逆に妙に小さくまとまってしまい、前作までのスゴ腕っぷりが、いやにマイルドになってしまった。やはり、彼は旅先でないと、本領発揮できないのかもしれない。また脚本上、妻を殺さなくても、何かしらの展開ができたのでは?と思ってしまう節が多々ある。というのも、前二作が娘・妻探しという、グロのない愛ゆえの探索であったが、本作は妻殺しを見つけるという、至ってよくあるサスペンスアクションとして流れていくのも評価を下げている要因である。共演は、フォレスト・ウィテカー、ダグレイ・スコット、★★☆ご存じだと思うが、弾を避けるときは、手の甲を相手側に向ける。ブライアンのいつものしぐさなのだが、けして手のひらを見せたりするような避けかたをしてはいけない。大動脈が通っているからである。災害時もそう。
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