ろく

劇場版 BiSキャノンボール2014のろくのレビュー・感想・評価

1.6
うーん、絶妙なる忖度がある気がするんだけど。

まあなんでもやるアイドルBisとAV界の鬼畜、カンパニー松尾グループのがっぷり4つ。でもなんでもやるって言ってもそこはアイドル。寸止めだよねえ。

もともと前作テレクラキャノンボールでも、僕はなんかしこりがあったの。観ていてああ、いやなもの見ちゃったなぁって。それはこの映画でさらに加速。どうにも女性蔑視な気がするんだけど、どうなんだろ。「プロミシング・ヤング・ウーマン」で鉄槌を与えてほしい(プロミシング観てないけど)。

解らない人に解説すると、AV監督が密着取材という名のもとに彼女たちと行動を共にして最終的にはハメ撮り=セックスを目指すというもの。まあ暴力的なことはないんだけどそれでも嫌な感じで僕は納得できなかった。

出ている人たちもそうらしく、メンバーのファーストサマーウイカなんて大号泣。まあそりゃそうだよ。自分たちの解散コンサート前日にこんな企画をぶち込まれたらそりゃ怒るわ。彼女は「ほかの子たちはこんな風に怒れないじゃない。それが一番かわいそう」ウイカ女をあげるね。

どうせやるならもっと偉い人にキャノンボールを仕掛けてほしい。「テレクラキャノンボール小池百合子」や「キャノンボール小渕優子」……いや無理か。権力は下にかざすんでなく上にかざしてほしいって話っす。
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